石川

【石川県】七尾城 その1 麓に住んでおりました 一冊の本との出会い

基本情報

 形態:山城
 史跡指定:国指定史跡
 標高:305m
 城の整備:駐車場 登城道
 所要時間:3時間(麓から登ったため)
 訪問日:2011年7月

登城ルート

引用元:国土地理院ウェブサイト(当該ページ)を当ブログ管理者Qさんが加筆修正したものである(スマホで拡大可能)

仕事の都合で全国各地を転勤していた中、ある日、金沢市の書店にてある本を手に取る。何やら、感性をくすぐられるタイトル!

山城Q
山城Q

何々??「廃城をゆく」??

山城Q
山城Q

これが、運命の出会いでした

当時、管理者は「石川県七尾市」に仕事の都合で4年ほど住んでおりました。その本によるとマンションの裏山が「天下の名城 七尾城」だったのです。人間は、意識をしないと気が付かないもので、

山城Q
山城Q

確かに、七尾城の標識がたくさんある

地質から考えてみる

非常に気になります。地質から見てみますと、

引用元:産総研地質調査総合センター,20万分の1日本シームレス地質図V2(地質図更新日:2022年3月11日) より山城渡りQが加筆・修正したものである (スマホで拡大可能)

七尾城の南に「コロサ断層」という断層が走っています。能登半島は、現在でも隆起している場所であり、地震が半島の成り立ちに深く関与しているとのこと。コロサ断層を境に七尾城方面は、砂岩・礫岩が多い。

引用元:産総研地質調査総合センター,20万分の1日本シームレス地質図V2(地質図更新日:2022年3月11日) より山城渡りQが加筆・修正したものである (スマホで拡大可能)

この地点の地質は、「城山礫岩層」と総称される砂礫を多く含む地質。どうも、2000万年~1700万年ぐらい前にコロサスキー場と七尾湾周辺で大規模噴火があり、カルデラ湖になった様子。花崗岩、変成岩、安山岩があり、地殻の上昇に伴い花崗岩層が上昇

それらが崩れて、カルデラ湖に流れ、礫層となったその礫層が隆起し、この城の大半は、花崗岩と流紋岩とのこと

山城Q
山城Q

ということは、カルデラ湖が作られて、
火砕流が堆積して、流紋岩になった!?

だから、大量の岩石を確保できたということですか。なるほど~。

参考文献:絈野義夫編1965『能登半島の地質』「能登半島学術調査書」石川県 P.1-84

縄張り図 現地看板

能登畠山氏とは?

しかも、ついでに七尾城の城主の畠山氏の系図を探ってみると

山城Q
山城Q

畠山基国と満家・満慶親子

まさか、そんな流れだったのですか。我がご先祖様は、足利義満の室町幕府北朝方で活躍し、紀伊を治めた畠山基国と満家親子に仕えた武士でした↓詳細はこちら


その畠山基国の子の満慶が、能登畠山の初代というではありませんか。そんな土地柄も知らずに住んでいたとは

山城Q
山城Q

なんか、運命的

城域に入る

惣構え~赤坂口まで

自宅から歩いて登ります

この辺りまで来ると、一気に雰囲気が変わります。多分、家臣の屋敷があったと思います。なぜならば、出発地点付近には、

惣構えがありました

引用元:国土地理院ウェブサイト(当該ページ)を当ブログ管理者Qさんが加筆修正したものである(スマホで拡大可能)
山城Q
山城Q

惣構えがあったのです

総構えとも書きますが、なにも

小田原城


が有名ですが、専売特許ではないのです。他には、佐賀の勝尾城にもあります。

(勝尾城もすごいんですよ)

赤坂口~本丸を目指す

なかなかの切通!7月なので暑い

ルート上、看板が整備されており、迷うことはないです。

年季を感じます。珪藻土が削れたのかな。靴は登山靴が良いです

眺望

ちらっと七尾湾が見える

七曲り

この七曲りは、切通も深く防御度が高いです

番所

この番所辺りからいよいよ城域に突入!

沓掛場

沓掛場があるということは、昔の人も、この登りは辛かったということでしょうか。

寺屋敷跡

平坦地が左側に見えてきました。屋敷跡のようです。

いよいよ城内へ 

山城Q
山城Q

みどころですよ

いきなり現れるし!石段と石垣

特徴的な岩石です。丸い。河原から拾い上げたような岩石

何段にも積み上げられている。すごい!

調度丸の有名な写真ポイント

山城Q
山城Q

この岩は、見た感じいろいろ混じっている気がする

タイプが違う三段石垣~本丸へ

全く傾向が違う石垣。

本丸からの眺望

七尾湾!絶景

ここの碑は、南向きに立っているために、どうしても写真では逆光になる。いつも画像が暗いです

山城Q
山城Q

ここは逃してはいけません

本丸の土塁と石垣

本丸土塁かと思いきや

実は石垣なのです。ここは当時のモノでしょう。これは普通は気が付かない。

遊佐屋敷と桜の馬場に降り、二の丸へ

この縄張り図を見てみると、良く分かることがあります。それは、

山城Q
山城Q

城主と家臣の立場は対等

ということです。この七尾城は、室町時代から続く古いタイプの巨大山城となりますが、古いのは城だけではなく、城主と家臣の関係も織田家のような縦の関係ではなく、盟主としての城主の存在があります。そのため、家老屋敷が城主と近い位置にあるのです。

この盟主と、立場が平等というのは、観音寺城でも見ることができます。現在では、会社は完全な縦関係ではありますが、この時代はそうではなかったということが分かります。

温井屋敷から二の丸へ行く

鏡石の九尺石

これは、巨大です。枡形虎口とされる場所にあります。※この後に災害があり、辺りは再整備がされております。ですので、この画像は以前のモノです

二の丸~安寧寺まで

二の丸に急な階段が付けられており、降りると

見どころですよ

最大の堀切

城内最大規模の堀切にたどり着きます。ここは凄い。かなりの幅と高さ。階段の高さがそのままです。

三の丸

安寧寺跡の戦没者慰霊碑

七尾攻城戦の戦没者などを祭った慰霊碑があります。この城の魅力は、一回ではお伝えできません
何回かに分けて、またレポートします。

日本五大山城のひとつ

七尾に来たなら、宿泊は和倉温泉に 塩化物泉

プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選で度々、1位を獲得している「加賀屋」を筆頭に、和倉温泉は、開湯1200年とされる歴史の古い温泉です。北陸随一の“海の温泉”として、高温で豊富な湯量が魅力。強烈な塩湯となります。

温泉の特徴

一言でいうと、「熱の湯」です。入浴後にすぐに温まります。また”パック効果”で湯冷めしにくい。また、血流改善効果が高いので、「傷の湯」であり殺菌効果がある。海水の成分に似た食塩を含み、塩辛く無色透明です。温泉成分にコーティング効果があるので、保湿剤のような役割を果たします。肌の角質を取る「炭酸水素塩泉」などの”美人の湯”に入った後に入ると、肌の乾燥を防ぐ「美人仕上」にも適しています。

泉質

塩化物泉

適応症

療養泉の一般的適応症

筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進、

泉質別適応症

きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、萎縮性胃炎(飲)、便秘(飲)

参考資料:温泉ソムリエテキスト 発刊2021年4月

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