熊本

【熊本県】佐敷城 小熊本城 堅い防御システム総石垣 美しい城割跡  

基本情報

 形態:山城
 史跡指定:国指定史跡
 城の整備:駐車場
 所要時間:1時間 見る場所が多いです
 訪問日:2016年12月

駐車場 アクセス

縄張り図 現地看板

城域に入る

遠くからも見える山頂の石垣。最も好きな山城がここ佐敷城。ここの石垣とその重厚な構造は一見の価値、大いにありです。

裏の搦め手口から登ることになりますが、駐車場もあり、トイレもありで、自動車内で内勤をするのが週一の日課でした。

城自体は、コンパクトで空堀や土塁は特にありません。しかし、ここは国指定史跡。この城の見どころはそこではないのです。

裏から登ると、多少の段郭が見えますが、これは桜の植樹盛りでしょう。

搦め手から本丸へ上がる手前の石垣

Qさん
Qさん

ここがみどころですよ

搦め手から本丸へ上がる手前の石垣。良く見ると階段の幅は変わらないのに、登るほどに両サイドの石垣幅が狭くなっています。これは侵入を妨げますね。心理的にも。すごい技です。

上から見ると、階段幅変わらないけど、入り口側は広いように見えます。

そして、右手の本丸に到着します。しかし、

本丸までの複数の折れを備えた重厚防御システム

搦め手側から

Qさん
Qさん

ここもみどころですよ

現地案内板

実は。。。

現地案内板を加筆・加工

お気づきでしょうか。実は、搦め手口からここまでくるのに、7回ほど折れているのです。これは、スゴイ。全く真っすぐに進めない。如何に進ませないか、非常に考えられております。しかも、ここだけではありません。

大手側から

現地案内板を加筆・加工

大手側から来ても、合計9回ぐらい折れています。この小さな面積で精一杯考えられた防御システムには脱帽です。一体、誰が考えた!?大手も、搦め手も侵入するのは容易くありません。

Qさん
Qさん

熊本城も度を越えた折れの数では、有名です


加えて、

横矢部分

現地案内板を加筆・加工

このでっぱり部分!!とても、やっかいです。これがないと壁伝いに直線で移動できますが、あることで、階段もついて3回折れないといけません。もたもたしている間に、上部から攻撃されます。

なんということでしょうか。攻め手は、最後までドギマギしますね。

美しい城割の見せ方を実現

Qさん
Qさん

これもみどころですよ

なんといっても、これら、城割跡です。上部が徹底的に破壊されています。本来は、土盛の高さまではあったのでしょう。切支丹の乱絡みで何度か城割にあったようです。

やはり、特筆すべきは、この状態の復元に留めた点でしょうか。完全に復元してしまうとやり過ぎ感がありますし、ここに模擬天守など作ると、野暮ったくなります。

ここの最大の魅力は、この総石垣の破城跡なのかもしれません。見るも考えるも楽しいのが、ここ佐敷城なのです。

・熊本城的な要素を組む総石垣コンパクト城

湯浦温泉 単純温泉(弱アルカリ性)

特徴:

体に優しい成分の薄い温泉なので、刺激が少なく、心のストレスからも解放され長湯をしても問題のない温泉でもあります。単純温泉と言っても、成分が単純なのではなく、含有成分量が一定量を越えていないだけで、「湯あたりしにくい」温泉ということになります。特に、平成26年改定の泉質別適応症では、「自律神経不安定症、不眠症、うつ病」への改善効果がと認められました。これは非常に画期的なことであり、三つを持つのは他の泉質の中でも、単純温泉、アルカリ性単純泉だけです。

泉質:

単純温泉(弱アルカリ性)

療養泉の一般的適応症

筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進、

泉質別適応症

自律神経不安定症、不眠症、うつ病

参考資料:温泉ソムリエテキスト 発刊2021年4月

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