福岡

【福岡県】益富城 途中で散策を諦めるほどの超巨大城郭 

基本情報

 形態:山城
 標高:189m
 城の整備:駐車場 車用道路を歩く
 所要時間:2時間 
 訪問日:2017年2月

駐車場 アクセス

縄張り図 現地看板

現地案内看板

地質 周辺環境

引用元:産総研地質調査総合センター,20万分の1日本シームレス地質図V2(地質図更新日:2022年3月11日) より山城渡りQが加筆・修正したものである (スマホで拡大可能)

地質を見るとほんと面白いことに気が付きます。ここは、遠賀川の上流に出来た河岸段丘にありますね。城は堆積岩層(黄色)にあります。近辺で多少の花崗岩(ピンク)が取れるみたいですけど

だから、巨大に加工することができたのでしょうか。昔の人は、花崗岩と堆積岩の境を良く見つけたものです。

移築された「益富城大手門」

益富城に向かう前に「益富城大手門」が移築されているお寺にしっかりとした門にテンションも上がる
ここは見ておいた方が良いですね。

城域に入る

「大きい」「大きい」と聞いていた黒田六端城の一つ「益富城」についにやって参りました。でも、

Qさん
Qさん

途中で「山城満腹」になり力尽きました

如何に!!

超巨大山城と言っても、標高は200m弱。駐車場も近くにありすぐに本丸に。しかし、駐車場付近からその巨大ぶりが伝わります。

別曲輪跡

別曲輪跡。なるほど。

上がるとすぐに碑があります

二ノ丸枡形虎口

Qさん
Qさん

ここがみどころですよ

二ノ丸にある枡形虎口。角がないので城割があったようですね。

横矢とのこと。立派な説明書きがあるので、分かりやすい。それにしても、城割にかなりあっています。

白米流し(山城あるある)

山城跡あるあるですね。どこかで聞いたことがあります。

本丸

本丸跡ですが、そんなに広くはないですね。石垣は堆積岩などが主流なので小ぶりです。遠賀川の河原石!?

眺望

この景色は昔から変わらないのでしょうね。

本丸付近の頑固な防備 虎口 畝状竪堀 櫓跡

Qさん
Qさん

ここらへん、見どころですよ

ちょっと技巧的になります。枡形虎口や櫓跡、櫓や多聞櫓などがあったそうです。

Qさん
Qさん

一気に近代化

枡形を造っています。砂岩の野面ですね。

本丸裏の畝状竪堀群

この辺りに畝状竪堀が多数あります。北側の備えが厳重です

馬屋跡(秋月氏の旧城?)

Qさん
Qさん

ここも見どころですよ

馬屋跡まで降りてみました

石垣というか石積みって感じですね。段を高くする程度の布積み風の野面。砂岩なので高くは積み上げられないのでしょう。本丸側の升形などとは時代が違いますね。

Qさん
Qさん

さて、本丸入口に戻ってきましたが

ここからは、全てをご紹介することはできません。なぜなら、巨大すぎて、もう満腹中枢が満たされていたからです。人間は、選択肢が多すぎると何も選べなくなるのと同じ。つまり、

【図解】超巨大な城郭 数多くの出丸配置

引用元:国土地理院ウェブサイト(当該ページ)を当ブログ管理者Qさんが加筆修正したものである(スマホで拡大可能)

回ってみて、場所を照らし合わせました。だいたいこんな感じです。

Qさん
Qさん

なんという曲輪の数!!

管理人は、道沿いにグルグル回りました。何かしら、遺構や土塁がありましたが、途中で集中力が途切れたと言っても過言ではありません

本丸ちかくの駐車場付近の別曲輪など

丁寧に土塁が築かれています

北部側に多数の畝状竪堀が存在します。茂みに入ると確認することができます。

広大なゴルフ場のようです。キレイに整備されており、道から外れて歩いても大丈夫

途中で石切り場を発見しました。どこに持って行ったのでしょうか

従来の駐車場北側にある大規模連続竪堀

Qさん
Qさん

ここもみどころですよ

管理人は、本丸近くのスペースに駐車しましたが、奥の突き当り付近に本来の駐車場があります。その斜面の茂みに入ると大規模な畝状竪堀があり、見ごたえがあります。

巨大すぎて、見どころ満載なため、途中で「山城満腹」になる

志祇神社

志祇神社
ここは、益富城の入口付近にあります。すごくこの祠がきになります。ちょっとお参りしてみるのも!

コメント