佐賀

【佐賀県】葛籠(つづら)城 日本版「函谷関」700mを越える異形の長城

基本情報

 形態:丘城
 城の整備:駐車場あり 主郭まで徒歩10分ぐらい
 所要時間:30分
 訪問日:2016年12月

駐車場 アクセス

縄張り図 現地看板 防衛の最前線拠点の城

なんということでしょう。普通、空堀というと城を覆うというイメージです。しかし、これはひたすらに長い空堀。主郭はいわば、監視郭という位置づけ

引用元:国土地理院ウェブサイト(当該ページ)を当ブログ管理者Qさんが加筆修正したものである(スマホで拡大可能)

では、なぜこのような城なのか

この葛籠城の場所を見てみると、すぐに理解することができます。両脇の高取城と鏡城と併せて、勝尾城に至る登城道を塞いでいるのです。その向こうには、「総構え」もあり。

なんという、重厚な備え。さすが、日本三大城郭史跡遺跡の一部

山城Q
山城Q

異形の城と呼ぶにふさわしい!

城域に入る

総延長700mを越える日本の直線空堀

城って普段は、何気なく使う言葉ですが、あんまり定義を考えたことはありませんでした。そんな、我々の常識外にあるのが、ここ葛籠(つづら)城です。尖がり過ぎで、異形の城に当たると思います。
それは、現地図を見れば一目瞭然。

初めは一本ですが、

途中から二本に別れます。

そして、このままずっと先まで二本の空堀が続きます。

主郭周辺

主郭とされる場所は、周囲を溝に囲まれたちょっとした高台という感じ。

なかなか二本を写真に収めるのが難しい。

主郭の石垣

一応、石垣的なものもあります。この辺りの作り方は、勝尾城と変わりはありません。

ところどころに、竪堀があり上下に移動ができます。

この辺りが一番高いでしょうか。切岸5mぐらいあります。

ずっと続きます。見ごたえのある真っすぐな巨大空堀。正に異形の城だと思います。

・中国にある函谷関の日本版 勝尾城の支城

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