熊本

【熊本県】【番外】熊本城 震災直後に赴任 二ヶ月後の震災天守 石垣被害状況  

基本情報

 形態:丘城
 史跡指定:重要文化財 特別史跡
 標高:50m
 城の整備:二の丸駐車場が良いと思います
 所要時間:2時間
 訪問日:2016年5月

駐車場 アクセス

震災2ヶ月後

それは、突然のことでした。仕事の都合で、2016年4月から熊本へ転勤が決まり、東京で全体研修を受けていた2016年(平成28年)4月14日21時26分頃。その日の研修の疲れを癒していた矢先

熊本地震発生

突然、画面に地震緊急速報。ちょうど、ビールを飲んでいたのですが、

山城Q
山城Q

驚きのあまり、

口から吹き出しました!

地震2週間後に赴任

その後、配属が少し延期となりました。5月GW明けに現地に入ったのでした。しかし、博多駅→熊本駅までの新幹線の中の様子は、今でも忘れられません。車内、水を打ったかのように

「しーーーん」

と静まり返り、誰一人、しゃべっている人はいません。車内は、重苦しいというか悲壮感に包まれていたことを覚えています。やがて、熊本駅に近づくにつれて、誰かが

「あれが、熊本城の天守閣!」

と指差し、そちらを眺めました。しかし、遠すぎてどうなっているか分かりません。熊本駅に降りても、あぜか全く音が聞こえませんでした。そして、早々に熊本城へ様子を伺いに行ったのでした。

山城Q
山城Q

結局、在りし日の堅城熊本城を見ることもなく・・・

見学ルート

復興見学ルートから

現在の「復興見学ルート図」を参考に、どんな様子だったか案内します。

城域に入る

清正公銅像から天守方面

02番あたりから大天守を望む

この時、60倍率のズームカメラを持参し、割と遠目から撮影してみました。大天守の変容ぶりがすぐに飛び込んできました。

奉行丸

普段見慣れない光景が広がっていました。

馬具櫓

馬具櫓は馬込石流出で、たいへんなことに算木積み部分だけが耐えています。「熊本城」石柱は、途中で方向性を失っています

竹の丸 長塀

そのまま右へ進むこと「長塀」へ途中から倒れてしまっています

熊本大神宮と東十八間櫓

家屋が倒壊したせいか、強い木屑の匂いがあたりに充満してました。今でもはっきりと覚えています。
見るも無残で、言葉を失いました。

五間櫓

五間櫓

ここも衝撃的でした。ビニールシートを掛けた後でも地すべりでこんな状態に。「これは、復元が出来るのか!?」と真っ先に思いました。

二の丸へ

しかし、二の丸広場まで上がることができました。大天守はこのよう状態で。

小天守と大天守

大天守と小天守と宇土櫓

本来だと、この構図は写真もキマル、ベストポジションだと思いますが、屋根は波打ち、瓦は落ちてしまい、シャチホコも確認できず

西大手櫓門付近

これ以上は、進めませんでした。

・あたりは、木のクズのような臭いが充満
・石垣の内部をじっくり観察することができた
・自然災害の脅威を目の当たり

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